ジンガ(土屋健二テクニック) ― 2011/04/21

ジンガ……ポルトガル語で「揺れる」「リズム」を意味する言葉。
約20年前に私が開発した「キープのための足技」を、その際の全身の揺れから『ジンガ』と命名した。(ドイツから発売した私の著書の中では、ジンガではなく『kenji』として紹介している)
この足技の特徴は、常に左右の足で交互にボールに触れるので、従来の片足だけのドリブルのように、ボールを晒す(重心移動時に発生する)瞬間がなく、敵は足を出しづらい。キープのための足技としては、最強である。
さらに、私のジンガは、連続する3タッチで構成されているので
①敵の足をかわし
②横移動し
③前に出ることができる。
要するに、罠を仕掛けて敵の足を誘い、かわして突破することができる。自分より足の速い選手(上級生)を抜くには、必ず取得すべき技術だと思う。
さらにジンガの特徴として…
上半身が地面に対して傾いておらず常に垂直なので、周りが見え、例え囲まれたとしても、ジンガを駆使すれば、かわして突破することも可能である。
また、ジンガの時は、常に上半身が揺れているので(揺れていなければ本当のジンガではない)、スペースがないゴール前の密集地帯でも、敵の体重移動を誘い、容易にシュートやパスが出せる。
このように、ジンガは、様々な特筆すべき利点があり、強烈な武器となる。
ジンガは自分から仕掛ける技ではなく、罠を仕掛けるための技…
相手を抜くための技ではなく、キープして…来た相手をかわすための技なのである。
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