夏の夜の思い出(怖い話)2013/03/01

本当に怖かった!

これは、十年位前、私が恐怖体験した話である。

ある夏の夜11時過ぎ、
私は、自宅近くの川に掛かる小さい橋を自転車で渡り始めた時、橋の向こう側から突然黒いぼんやりした影みたいなものが、こちらに近付いて来た!

私は、その異様な気配に、人ではないことに気づき…

今更、遠回りして帰る訳にもいかず、気づかないふりして、そのまま走り続けた。

すれ違ってからは、振り向きたい衝動を抑えながら、必死で家までペダルをこいだ。

その時、もし振り返っていたら、自転車の後ろの荷台に乗られ、微笑まれていただろう!

…数ヶ月が経ち、地元のタクシーの運転手に、そのことを打ち明けたら、

「あそこは出ます!」とあっさり言われた。