サッカーに賭ける、私の最初の動機 ― 2011/07/12

私をサッカーに駆り立てている最初の動機は、幼少期にある。
就学前の頃から、私は父親にいつも意味もなく怒られていた。 父親は、当時単身赴任で上京しており、定期的に帰郷する度に、日頃の鬱憤の捌け口なのか、私はいつも不条理な説教を受けていた。
その度に涙し『将来、絶対見返してやる!』と小さな拳を握っていた記憶がある。
この気持ちはずっと変わらず、決して腐らず、決して逃げず…ある日サッカーに出会った。
サッカー。特に技術は、練習時間に比例して必ず上達するものと考えていた。毎日の練習を止めない限り、必ず世界に近付くと信じ…そして、いつの日か必ず、父親を絶対に見返してやろうと。
それから、毎日サッカーに没頭することが、私の全てとなった。
成人してから出会ったサッカー。父親はもちろん、周囲の反対や批難の中…私を信じ、サッカーに没頭できる環境を与えてくれた母親には、心から有難いと思っている。
時は流れ…
たくさんの方々にお世話になり…応援していただき…今の私がいる。
私は、家を飛び出してから父に対し一切の連絡を絶っていたが、ここ数年では、時々、実家に会いに行くようになった。
父もずいぶん年を取った。
…この幼少期からの強烈な父親への憎しみにも似た感情は、徐々に薄らぎ、今では、私のことを想い、叱ってくれていたのだとやっと思えるようになった。この父親の存在があったからこそ、サッカーに全てを賭けてこられたのだから。
それまでの父親に対するブラックパワーは消え、現在では同じ道を歩いてくれている妻のため、世界を目指し、更に一層の精進ができていると確信している。
皆様、今後とも宜しくお願い致します!
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