ユーロ決勝「スペイン対イタリア」 ― 2012/07/02

結果は4-0でスペインの圧勝。
この試合は、いわば南米タイプ対ヨーロッパタイプ。異なったタイプの試合は、大抵面白くなる。
試合は戦前の予想通り、スペインがボールを支配し、イタリアがカウンターを狙う展開。この日のスペインは、準決勝のポルトガル戦と違い落ち着いていた。
スペインの各選手は、インサイド・アウトサイド・足裏を上手く使い、密集の中でも面白いようにパスを繋げていた。
対するイタリアの多くの選手は、主にインサイドを多用しているので、囲まれると何も出来ず、パスもアバウトで単調で単発な攻撃に終始した。
これでは、後半途中から相手が一人少ない状況を差し引いても、スペインが圧倒するのは当然の結果と言える。
試合中や試合後、準決勝で大活躍したFWバロテッリの表情が頻繁にテレビ画面に映し出されていたが…悔しく悲しそうな感じだった。
イタリア等のヨーロッパタイプの弱点の大元は、動きが堅くアウトサイドや足裏を使わないことである。
この悲しい敗戦を教訓に、今後はこれまでの練習以外に、ボール扱いの練習を追加しないと、また同じ結果が繰り返される。
今回のバロテッリ選手をはじめ、ヨーロッパタイプのチームの監督・コーチ及び選手の皆さん、ぜひこれを機にさらに徹底したボール扱いの練習を!
身体能力+テクニック、これが最高だと思います!
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土屋健二サッカー教室で伝えたいこと ― 2012/07/05

毎週のように、どこかで開催している私・土屋健二のサッカー教室。
私が、この教室の中で伝えたいことは、単に全身でのボール扱い!決して、トリッキーな足技でも、派手なフェイントでもない。
サッカー選手としては、必須の普通の単純なボール扱い(地上・空中)。
ただ、そのボール扱いが、いかに余裕に、いかに普通に、いかに呼吸するかのように出来るかを、私の教室で感じてもらいたい!
ただただ…それだけのこと。
だから、身構えることなく、私の教室を一度は見てもらいたい!
現時点での究極の「単純なボール扱い」を、是非、その目で!実際に!
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足首を曲げる ― 2012/07/10

一般的に、インサイドパスの際、足首を直角に曲げろと教えられる。 足首を曲げることによって、足が固定されボールへの反発力が大きくなり、速いインサイドパスが可能になる。
この足首を曲げるという行為は、他にも様々なボール扱いで必要になる。
・インサイドでのリフティング(足首直角で安定する)
・アウトサイドでのリフティング(足首直角で安定する)
・足の裏でのロール(一回一回の着地の時、ボールが流れないために必要)
しかし…逆に言えば、足首を曲げると跳ねてしまう。
ゴロのパスをインサイドでトラップする際、皆、足首を曲げていると思うが…
トラップの際、ボールの勢いに合わせ足を引けなかったら(予想以上に速いパスや予想外のタイミングのパスの場合)、ボールは跳ねてしまわないだろうか!
さらに、インサイドでのドリブルは、当然思いの他大きくなってしまってはいないだろうか!
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U-23日本代表対U-23ニュージーランド代表 ― 2012/07/13

この試合、序盤から日本が圧倒的に支配していた。
ただ、シュートは数多く打つものの、入らず!
私は、ラストパスやシュートが大ざっぱ過ぎると思う。中盤では、細かく繋いでいるのに残念…
また、シュートを打つ位置が遠すぎ、タイミングもいつも一辺倒。
相手GKはヨーロッパタイプなのだから、力強い「ドッカーン」的なシュートは慣れている。だから、そうではなく、相手GKの近くまでボールを運び「チョン」的なシュートの方が、決定率が良いと思う。
日本の「ドッカーン」的なシュートは監督の指令なのか…、それとも単にFWが焦っているだけなのか?
さらに、日本のパスのリズムも一辺倒だと思う。それは、各選手の動き方云々ではなく、各選手のタイプが皆似通っているからだと思う。
個性的な選手が多くいた方が、相手を惑わすことが出来るばかりか見ていて楽しいだろう…。
以上、かなり厳しいことも書いたが、私個人の戯言と読み流してほしい!
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下を向かないために! ― 2012/07/18

サッカーの試合中のボール扱いにおいて、常に下を向かないことが理想とされている。
私は、その下を向かない練習器具として、次の物を提案したい!
それは、社交ダンスのための練習器具である、電子式運動姿勢認識装置 「姿勢君」である。
これは、普段、耳の上に付け、体が傾くと音が鳴る仕組みになっている。 社交ダンスの基本である、常に地面に対し上体を垂直に保つための練習補助器具である。
この「姿勢君」を、普段のボール扱いの練習時に、耳の上に付けるのはどうだろうか?
少しでも猫背になり前に傾くと、ブザーが鳴ってしまう。まさに、打ってつけの器具ではないだろうか?
…興味、関心のある方は、どうぞお試しあれ!
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海外クラブの日本キャンプ ― 2012/07/22

この夏、海外の数多くのビッグクラブが、首都圏を中心に全国各地で、ジュニア年代を対象としたスクールの開講を予定している。
特にこの夏は、例年以上にその数が多いように感じる。日本に居ながらにして、世界各国の指導者に触れられる。これ程多くのビッグクラブが集まる国は、他にないと思う。
その点では、現在の日本は非常に恵まれている。
また、各ビッグクラブは指導するだけでなく、少年たちをスカウトする目的も存在するかと思う。
日本の少年たちにとっては、またとない海外へのチャレンジになるはずだ。
もし、これらのスクールに参加する機会に恵まれたら、是非とも頑張ってもらいたい。
そして、世界に羽ばたいていってもらいたい。
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ロンドンオリンピック「日本VSスペイン」 ― 2012/07/28

先日、オリンピック男子サッカーの予選、日本VSスペインが行われた。
結果は「1-0」で日本の勝利。マスコミでは大金星として報道されているが…
相手スペインの戦い振りを見る限り、それ程でもないように感じた。
スペインの各選手は、タイプが似ていて、皆、技術はあるが、キレでプレーしているため、ボールも跳ねて収まらない。
また、ラストパスも大きくタメもないため、容易に予測できてしまう。
このU-23スペイン代表も、スペインA代表と同じコンセプトだと思うが、なかなか実際同じようにはできていない。
やはり、パスを回す個人の質の違いによるものだろう。
日々進化していると言われる、世界…特にヨーロッパのサッカーだと思うが、技術的な進化はどうなのか疑問である。
対する日本は、相変わらずいつも通りの戦い振り。
手先が器用な日本人なのだから… もっともっと柔らかく、もっともっと繊細な技術を持つようになれば、いつの日か日本のサッカーが世界を席巻する時代が来ると思う。
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サッカーを団体種目として甘えないで! ― 2012/07/31

今盛んに、オリンピックの各種目の戦いが行われている。
体操・水泳・柔道・重量上げ…等の個人種目では、勝ちも負けも全て自分の責任である。
だから、細部に渡り穴がないように、普段の練習に余念がない。
一方、サッカー等の団体種目は、個人の課題が一向に解決しないのに、団体として勝利を収めれば、 その課題はおざなりになってしまうのではないだろうか?
サッカーは団体種目である前に、先ず個人が存在するのではないか!
サッカーでは観客の視線は全体に分散し、個人の責任はそれ程ないように見えるが、実際一人一人よ~く見られているよ!
だから、サッカーでも個人種目のように、個人としてできる努力は惜しまないでもらいたい!
サッカーにおいても…先ず個人戦で金メダル!次に団体戦でも金メダル!
…がいいね。
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