夏の夜の思い出(怖い話) ― 2013/03/01

これは、十年位前、私が恐怖体験した話である。
ある夏の夜11時過ぎ、
私は、自宅近くの川に掛かる小さい橋を自転車で渡り始めた時、橋の向こう側から突然黒いぼんやりした影みたいなものが、こちらに近付いて来た!
私は、その異様な気配に、人ではないことに気づき…
今更、遠回りして帰る訳にもいかず、気づかないふりして、そのまま走り続けた。
すれ違ってからは、振り向きたい衝動を抑えながら、必死で家までペダルをこいだ。
その時、もし振り返っていたら、自転車の後ろの荷台に乗られ、微笑まれていただろう!
…数ヶ月が経ち、地元のタクシーの運転手に、そのことを打ち明けたら、
「あそこは出ます!」とあっさり言われた。
プロチームには技術専門コーチが必要!? ― 2013/03/04

現在、J1、J2のプロチームには、フィジカルコーチやメンタルコーチはいるが、技術専門のコーチはいない。
普通コーチと呼ばれる人は、練習メニューを決めたり、戦術面において監督の補佐をする。
よって、選手各個人の技術については、誰にもコーチされず本人に任される故、急激な成長は期待出来ない。
私は、Jリーグ各チームに、技術専門のテクニカルコーチを置くべきだと思う。
その方が、各選手の今後のキャリアアップのためになり、代表チーム強化にも繋がる。
どうでしょうか?
デュソー氏から言われたこと ― 2013/03/07

徳島県サッカー協会主催のフットボールデーに招かれた時、私の教室の後に、デュソー氏(当時JFA福島アカデミーで指導)の教室が開催された。
当然、私の教室の一部始終を彼は見ていた。
そして、私の教室の終了後に言われたことは、
「私がパスサッカーを指導する子供達には、事前に私のような個人技を身に付けておいてもらいたい!」
確かに、パスを回すためにも、選手一人一人の個人技が高いことにこしたことはない。
…でも、…しかし、パスを回すための高い個人技を獲得するには、サッカー人生の出来るだけ早い一時期に、個人技練習に没頭する必要がある。
パスサッカーのウォーミングアップ程度では、高い個人技は到底身に付かない!
…パスサッカーのあのデュソー氏に、個人技の重要さを再確認してもらえて、心から嬉しかったのを覚えている。
マラドーナ、メッシ…は日本ではプロになれなかったかも! ― 2013/03/09

テクニックは、後で練習すれば、ある程度は身に付くと思われているのかも知れない。
私の考えでは、
身長が高く、足の速い子供達は、すでにその武器を備えているので、その後も、敢えてテクニックをひたすら練習することはないだろう!
その結果、あまりスキルフルではないJリーガーが数多く誕生することになってしまう。
私は、試合中の完璧なテクニックは、専念しても最低10年はかかると思っている。
また、テクニックさえあれば、体力面は後で何とでもなると、全く逆のことを思っている。
もし、マラドーナ、メッシ等、背の小さいスーパースターが日本に生まれていたら、プロ選手になれなかったかも知れない!
やはり、選手のテクニック・レベルが高い方が、観客にもウケるし、サッカー人気も上がると思う。
…Jリーグの下部組織が、その時に勝てる選手を選抜するのも分からないではないが、マラドーナ、メッシを決して見逃さないでもらいたい!
リフティングは要らない!という指導者に告ぐ ― 2013/03/17

サッカー指導者の中には、サッカーにリフティングは要らない!という人がいる。
話を聞くと…
リフティングがあまり出来ない選手や本人だったりが、大会で得点王になれたことを理由にしている。
ポジショニングがしっかり出来ていれば、何の問題もないという。
…でも、これでは、サッカー選手の約9割を占めるチームプレーヤー(試合中、役割が明確に限定される選手)に過ぎない。
しかし、リフティングにこだわる子供達は、皆、サッカー選手の残り約1割を占めるファンタジスタ(試合中の自由が許され、試合を決定づけることが出来る選手)を目指していると思う。
だから、リフティングは要らない!という指導者は、少数だがチーム内に必ずいるリフティング大好き少年をも否定しないで頂きたい!
一方、リフティングを否定する指導者も、インサイドでのパス練習は必ずする。
インサイドでのパスを繰り返すことによって、インサイドがボールに慣れることを目的にしているのだろう。
私は、リフティングは、このインサイドでのパス練習と全く同じことを目的としていると思う。
インサイドだけでなく、全身の各部分をボールに慣らすために、他人を使わず一人空中に蹴り上げるのが、リフティングだと思う。
また、ここで、試合中のほとんどが、このゴロのインサイドパスで成り立っているから、インサイドでのパス練習以外は必要ない!と反論されるかも知れない。
…ですが、試合中は、ボールが身体のどこに来てもおかしくない。試合中プレーする可能性の少ない箇所でも、平等にリフティングし、ボールに慣れるべきだと思う。
試合中、ボールがほとんど来ない箇所だから練習しないのは、単なる怠慢に他ならない!
P.S.リフティングを否定する指導者も、時々、リフティング練習をさせている。その際、間違ったリフティングを放置してはいないだろうか!
胸の揺れの重要さ ― 2013/03/25

1対1において、胸の揺れは、武器になる。
FWもDFも互いに止まった時…
FWは、様々なフェイント等で両足を動かさず、抜きたい方向に胸を突き出すだけで、DFは、足を一歩その方向に出すか、その方向に体重移動してくれるはず!
そして、DFは、さらにその方向に動くためには、重心が掛かっていない足を重心が掛かっている足の近くに置かなければならない。
つまり、DFは、2歩が必要になってしまい、
FWの次の一歩目のボールの押し出しには間に合わなくなり、一瞬抜くことが出来るだろう。
以上の駆け引きは、非常にレベルが高く、その瞬間相手と正確かつ繊細なリズムを刻めなければならない!
近くにいる第三者も、何故抜けたのか分からないだろう。
このような揺れを利用した一瞬タメるプレーは、私・土屋健二の最大の特徴である。
神髄を見ずしてその有無を語ってはいけない! ― 2013/03/31

何事も表面的に行うだけで、そのことの有無を語ってはいけないと思う。
リフティングやジンガに限らず、単なるインサイドパスにおいても、ある程度やり込まなければ、その効果は試合では発揮されない!
まして、そのことを練習し始めてすぐに効果が出るものでもない!
…だから、そのことを練習し始めてすぐに、そのことは試合に役立たないとか試合には必要ないと、軽々しく思ってもいけないし、語るべきではない!
もしそのことを言い出したら、全てのチームが練習している単純なインサイドでのパス練習も否定されることになり、もはや試合に役立つ練習は無くなってしまう。
P.S.もし表面的に練習しただけで、そのことが要らないと思っても、決して公言しないでほしい!そして、サッカーを志している他の子供達の可能性を奪わないでもらいたい!
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