アクションでは敵が多過ぎる!2017/11/02

日本を含め、世界中の殆どの選手がアクションである。つまり、相手に自ら突っ掛けていき、スピードで相手を振り切る。

特に、相手の横を通り過ぎてから、相手とのスピード勝負になる。

世界中の殆どの選手は、このスタートダッシュに賭けており、皆自信を持っていると思う。

しかも、世界中には、人間の限界を逸脱した物凄い輩が存在するもの。

それ故、このスタートダッシュ、もしくは、抜く際のダッシュで世界と勝負するのは、余りにも敵が多過ぎる。


わざわざ相手の超得意分野で勝負するのは、どうかと思う。

それより、ゆったりとして決して仕掛けず、相手の動きを細かく観察して、常にリアクションでプレーした方が良いと思う。


~極論だが、海外の選手が主にしていることの全て逆のことをすれば、将来の希望が見えてくるのかも知れない!


それが、勝負の鉄則ではないのか!

歩くように抜く2017/11/04

歩くように抜くためには、リアクションが絶対必要不可欠!

そのためには、相手の重心移動をしっかり観察し、ボールを押し出すタイミングを計る。

更なる詳細は、私の実際のサッカー教室で紹介している。

歩くように抜く際、相手の動きを観察するためには、自分のボールは殆ど見ずに扱わなくてはならない!

そのためには、ジンガ(土屋健二テクニック)が最適!

そして、そのジンガにおいても、極限までそのレベルを高めなくては、相手を観察することは出来ない!


中途半端では、相手の動きは観察出来ず、ジンガ本来の効果は発揮されない。

しかも、お互いゆっくりとした中でも相手の重心移動を誘うためには、ジンガ中、上半身が脱力によって揺れなければならない。

そして、上半身が脱力して揺れるためには、あくまで上半身での徹底したリフティングが、必要不可欠!

よって、歩くように抜くためには、ジンガ(土屋健二テクニック)とリフティングをセットで徹底して練習する必要がある。


最後に、歩くように抜くには、当然足が遅くても背が低くても、全然大丈夫!

とにかく努力が全てなので、皆同じスタートラインに立てる。

練習時間が多く、勤勉で器用な日本人には、最適なサッカースタイルだと思うのだが…

無我の境地2017/11/06

人間は、速く動こうと意識する程遅くなる。

最も速く動けるのは、無我の境地、つまり、我が無いこと。

我が無くなると、0.5秒も速く動ける上に、より力も出る。

ただ何も考えず、ぼ~として流れに身を任せる。

試合中、瞬間的にぼ~とするには、時間が掛かるという選手には、

意識を別なところに持っていくのはどうだろうか!

例えば、後ろのGKのことを意識しながら、1対1をする。

違うことを考えることで、無我、無意識になると思うのだが。

なお、この際のボール扱いも、当然無意識に行わなければならない。

だから、普段の個人練習から、考え事をしながら実施するのはどうだろう!


このように、我を無くすことで、サッカー以外の全ても上手くいくのではないだろうか!

人数が揃わなくても勝つには?2017/11/09

例えば、チームに、6年生が3人、5年生が5人、4年生が5人…しかいなくても勝つには?

パス回しのサッカーでは、相手が全員6年生のチームには、なかなか勝つことは難しい!

それよりも、少ない人数の選手一人一人に、キープ力を含む高い個人技を身に付けさせ、ゆっくりした展開のリアクションのサッカーなら、少しは勝機が見い出せるのではないかと思う!

だが、その高い個人技を身に付けるのは、相当な苦労が必要なのだが…

それを練習と思わず、遊び(=任天堂DS)と思えば、難なく高い個人技が獲得出来るはず!

そして、時が経ち、同じ学年が揃ったチームに所属する時には、より楽にプレー出来るようになるに違いない!

だから、人数が揃わないからと言って、数年後に揃うのを待つのではなく、現状でいかにして勝つか!を懸命に模索すべきだと思う。


それこそが、指導者の醍醐味であると思う。

ワンサイドゲームされた経験を活かせ!2017/11/13

昨今、様々な試合でよく見かける状況。

相手が強く味方が自陣に完全に押し込まれたら…(ワンサイドゲーム)


この状況において、運良く相手ボールを奪い取れた際には、ただボールをあてずっぽうに前にクリアしているだけでは、簡単に相手ボールになり、2次3次攻撃をくらい続け長い時間押し込まれてしまう。


この状況を経験したチームは、次からの試合で同じ試合展開にならないために…


選手一人一人のキープ力を上げて丁寧に繋ぐ技術、戦術の練習をしなければならないと思う。

この密集の状況でのキープは、相手が直ぐに突っ込んで来てくれるのだから、正しい方向にただ交わすだけで良い。まさに、ジンガが本領を発揮する状況!


しかし、ワンサイドに押し込まれた状況を試合でせっかく経験しても、多くの場合、直ぐこの苦い経験を忘れてしまい、またその後の試合でも同じ状況に陥ってしまい、成す術なく負け続けてしまっている。


「ジンガ、リフティング等の小技を磨く地味な練習は、性に合わない!」という選手は、その後の輝かしいサッカー人生が見えて来ないと思うのだが…

身体能力を武器にすると…2017/11/17

個人の武器には、身長が高い、足が速い、体が強い、等の身体能力と、技術がある。

総じて、日本人の多くの選手は、身体能力を武器にしているかと思う。

また、一方、世界中の多くの選手も、身体能力を武器にしている!

身体能力は、より高い身体能力に屈し、ほとんど勝ち目はない!

一般的に、日本人の身体能力は、外国人のそれには、完全に劣っている。

いかに、日本人が身体能力を鍛えても、限界がある!


それより、日本人は、そもそも相対的に器用なのだから、技術を武器にしたらどうだろうか?

技術には、限界はなく、努力次第で、世界の頂点にさえ立てると思う。

だから、将来海外志向の選手は、身体能力ではなく、是非とも、技術を武器にして頂きたい!


…実際、海外に行き、外国人を目の当たりにした時、一瞬で、自分の身体能力の非力さが分かるだろう!

試合前に気合いを入れ過ぎない!2017/11/20

試合前、円陣を組んで気合いを入れまくっているチームをよく見かける。

気合いが入り過ぎると体がガチガチになり、逆に動きが遅くなってしまう。

さらに、視界も狭まり、怪我もしやすくなってしまう。


そもそも、「な~んちゃって!」という遊びの部分もなくなり、観戦している人は楽しくないし、やってる本人も楽しくないはず。


だから、試合前に、気合いを入れ過ぎないで!肩の力を抜き、リラックス!後は、自分を信じ、自然体が良いと思う。

リフティングを否定する前に!2017/11/22

リフティングを否定する指導者は、リフティングが大して出来ないかも知れない!


端っから否定する前に、一度騙されたと思って、リフティングの練習をして頂きたい!

練習を重ねるにつれ、次第にその効果を実感出来るかと思う。

先ず、トラップが上手くなるのは勿論のこと、ダイレクトシュート、ワンタッチパスやボレーも、より正確に、より気楽に蹴れるようになるかと思う。

そして、さらに、練習を積み重ねることによって、思いもよらぬ効果が次々に表れてくるに違いない!


そして、その実感した効果を、子供たちにありのままに伝えて頂きたい!


なお、膝を伸ばした、ロボット・リフティングでは、全くその効果はない!(これならやらない方が良い)

やはり、理想は、全身を脱力させた、ウェーブリフティング!

先ずは、その正しいフォームを形成するための
超簡単なワンバウンド・リフティングから!

その映像はこちら!
★アプリ『極意リフティング基礎編』http://goo.gl/lvSM0z

世界を目指せ!2017/11/24

様々なサッカーチームのホームページを見ると…

個人技主体のチームには、「世界に通じる選手を…」というフレーズをよく見掛けるが…


パス主体のチームには、上記のフレーズは、あまり見掛けないような気がする。

それぞれのチームには、それぞれのスタイルがあるが、サッカーは世界のスポーツである限り、夢は大きく、是非とも、多くのチームに、「世界」を唄って頂きたい!


各チームがそれぞれの信条を強く持ち、将来、国内に留まることなく、出来るなら、世界を目指してほしい!


全てのサッカーチームには、是非とも頑張って頂きたい!

(再掲)大会後のこの時期にこそ!2017/11/27

全日本少年サッカー大会2017年の各都道府県での予選が全て終わったこの時期にこそ!


パスを主体とするチームを含め、全ての少年サッカーチームは、基本に立ち返り、個人技を徹底して練習すべきであると思う。

そして、個人のレベルを抜本的に上げ、来年の大会に備えるべきである。

ひとり一人の高い個人技なくして、この大会での優勝は有り得ないのだから!


~この時期にやらないで、いつやるのか?