「ハイパージンガ」 ― 2024/09/18
スーパージンガ(俗に言うフリージンガ、フリードリブル)に関しては、2005年に発刊した本(リフティング&ジンガバイブル)で、初めて紹介した。
スーパージンガは、ご存じのように、三拍子のリズムで、ジンガABCを軸に、自分の好きな足技を組み合わせるジンガのこと。
また、それから長い年月を経て、今回は、スーパージンガの数々の弱点を克服し、より進化した「ハイパージンガ」の概要を紹介する。
「ハイパージンガ」の三大特徴
●広い移動範囲(今までのスーパージンガは、移動範囲が狭かったが…)
●予測不能なパス(アウトサイドからのテイクバック不要な膝抜き)
●相手が突っ込んで来なくても抜ける(主に足裏ロールで相手の重心側を抜く)
この「ハイパージンガ」は、膝抜き、足裏ロール、ABターン、ジンガA~Hを駆使し、常時ボールを足首に張り付ける完全無欠の複合のボールコントロール!
これにより、キープ力は格段に高まり、試合中のあらゆる状況の中で、シュート、パス、ドリブルへと容易に確実に移行出来る!
なお、この「ハイパージンガ」の詳細は、私のサッカー教室のみで、紹介している。
興味、関心がある方は、ご連絡ください!
私の教室に際してABターンの事前練習を! ― 2024/09/18
私のサッカー教室では、終始ABターンをフル活用する。
私が考案した、そのABターンとは、インサイドクライフターン+足裏2回を使うターン。
具体的には、インサイドクライフターン、つまり、右足裏で目の前のボールを少し前に押し出した直後、上体は左回りで半回転しつつ、右足のインサイドでボールを立ち足後ろに押し出し、半回転し終わった左の足裏で直ぐに止める。
そして、左の足裏でボールを止めた後、アウトサイドロールし、その後、右足裏でもう一回インサイドロールし、その後は、その右足のアウトサイドを使って回転ドリブルに入る。
また、そのABターンの動画は、私のインスタグラム(@kenjitsuchiyaginga)内の15番目に古い動画。
このターンの利点は…
●左右の足裏を使っているので、常に後ろ(相手)を見ながら、さらに、常にボールを足に張り付かせてターン出来る。
●ターンの最後は、進行方向と逆足で終わっているので、その後の流れが、スムーズ。
●終始、重心を落としているので、相手からの強い圧力下でも、確実にターン出来る。
以上の理由から、私は、このターンを、絶対的なターン、absolutely turn、つまり、ABターンと命名した。
また、以下3つのABターンの応用バージョンも存在する。
●足裏を使い逆足に持ち替えてのABターン(逆側にターン)
●アウトサイドによる回転ドリブル中のABターン(回転をより速める)
●キックフェイントからのABターン
とにかく、試合中の様々な場面で使え、困難な状況をも確実に打開出来る、このABターン。
引いては、試合中の全てのターンを、このABターンに代えても!
一生涯、君を助けてくれる確かな技術だと思う。
最後に、私の教室を受ける際には、事前にこのABターンの練習をお勧めしたい!
胸トラップ ― 2024/09/18
胸でのトラップは、胸の真ん中でトラップするのが主流だと思うが…
私の場合、先ず、ピタッとボールを胸に止めるには、片腕を上げ、半分肩の骨、半分胸の筋肉のところにボールを当てると当時に、上げていた腕を下げる。
なお、練習としては、手でボールを小さく上に放り投げ、繰り返し胸トラップの練習をする。
もちろん、この際、体を弓のように後ろに反らせる必要は全くない。
そして、腕を下げるタイミングを合わせれば、ボールは、ピタッと胸に張り付く。
この際、近くにいる相手選手は、通常ボールが体の前に落ちると予測して詰めて来ると思うので…
先ずは、一旦胸にボールを止め、次に流す方向(後ろか前)を決めた方が良いと思う。
なお、胸トラップの瞬間の視線はボールではなく、周りの相手を見た方が良いと思う。
また、次に、胸トラップで、ボールを弾きたい時(胸パス、オーバーヘッド)は、胸の真ん中に当てるのだが…
当てる直前に、足から胸まで(下から上に)体に波を流す(逆ウェーブ)と、ボールはより勢い良く弾かれると思う。
どうかお試しあれ!
肩トラップ ― 2024/09/18
胸ではなく、肩でのトラップ。
具体的に、先ず、手の「甲」を上に向け、腕を上げた状態で落ちて来るボールを待ち、ボールが肩の骨に当たったら、タイミングを良くその腕を下げると、ボールは肩にピタッと張り付く。
ちょっとでも、肩トラップが跳ねる選手は、腕を引くタイミングが違っているかと思う。
コツとしては、手の「甲」を上に向けることで、肩の骨が平たくなり、ボールを止め易くなるが、逆に、手のひらを上に向けてしまうと、肩の骨が尖ってしまう。(確認して頂きたい!)
実際、肩トラップは、胸トラップよりも、試合中、使い勝手が良いかも知れない!
気軽にピタッと肩に吸い付き、全方位に移動が出来る。
どうかお試しあれ!
頭でのトラップ ― 2024/09/18
通常、頭では、ダイレクトパスはするが、頭で、トラップする選手は少ないと思う。
具体的に、頭でのトラップは、ボールが飛んで来る直前に小さくジャンプし、そのジャンプ直後、着地して体が沈み込んでいるタイミングで、ボールを頭に当てると、ボールは頭にピタッと張り付かずとも、跳ね返りは非常に小さく抑えられる!
試合では、ほとんど見られない「頭での張り付きトラップ」を目指して、練習してみてはいかがだろうか?!
どうかお試しあれ!
サッカー強豪校が均一化 ― 2024/09/18
先日、インターハイサッカーの試合を、現地Jヴィレッジで観戦した。
どの高校も、フィジカルに特化して鍛え上げているのか、皆、体が大きくガッシリしている。
残念ながら、当日の目当ての静岡学園も、御託に漏れず、体が大きく、試合中、インサイドで長短のパスを回し、センターリングも上げていた。
近年の流行のフィジカル強化一辺倒の影響で、サッカー強豪校は、皆、均一化して来ているように(私には)思える。
この世界的なフィジカル強化の流行は、ヨーロッパ諸国に、更に有利になるばかりか…
今後、確実にスーパースターが生まれ難くなってくると思う。
今後、技術が挽回する時代が来るのだろうか?
やっぱり、最後の最後で、試合を決定するのは、スーパースターだと思うのだが…
群れるな!流されるな! ― 2024/09/18
将来、スーパースターになりたければ、友達と群れてはいけないと思う。
チーム練習後も、チームメートと群れてしまうと、その雰囲気に流され、日々の自主練をキッチリ遂行出来なくなるかと思う。
結果、日々の着実な積み重ねに支障をきたし、尋常ではない技術と精神を手に入れることは難しくなってしまう!
やはり、特に、確かに将来を見据えている選手は、日々孤独を味わい、自分の技術と精神、肉体に向き合わなければならないと思う。
また、別に、青春を謳歌したければ、大いに群れれば良いと思う
斜に構える ― 2024/09/18
サッカー教室を開催すると、時々、斜に構える選手が見受けられる。
特に、小学校高学年以降の選手に現れる。
周りにいるチームメートを意識、牽制してなのか、あまり積極的に練習してくれない!
「出来なかったら後で笑われる」とか、「一生懸命やるのはダサい」等々…理由はたくさんあるだろうが…
そして、いづれ近い内に、その状態から脱却するとは思うのだが、今この時に、やるかやらないかは、将来の大きな差になるかも知れないし…そして、何しろ、勿体ない!と思う。
長年、試行錯誤しながらたどり着いた、独自の技術と理論は、価値があると思うのだが…
「超人ハルク」を超えられるか? ― 2024/09/18
近年の世界のサッカーの流行は、身体能力を鍛えること。
ヨーロッパ諸国は、身体能力を鍛え上げ、究極的には、「超人ハルク」に近づけると思うが…
日本人は、いくら身体能力を鍛え上げても、「超人ハルク」には近づけないと思う。
…では、日本人は、その対抗策として、何をすべきか?
もちろん、身体能力とは対極の技術を、人間の極限まで鍛え上げるしかないだろう!
…そうすれば、近い将来、日本人が、「超人ハルク」を、技術でおちょくり倒す日が来るかも知れない!
…なので、日本人なら、今、世界の流行から敢えて逸脱し、別方向からW杯優勝を狙うべきではないだろうか!
その方が面白いし、可能性もあるし、そして、何より世界から注目されると思う。
今後、この流行に乗り、ヨーロッパ諸国の超得意分野で戦っても、日本には到底勝ち目はないだろう!
20歳で勝負するには! ― 2024/09/18
サッカー選手が、20歳で、世界と勝負するには、ゆったりとした柔らかい技術しかないと思う!
育成年代で、いくら身体能力を鍛え上げても、20歳になれば、日本では、皆、ほぼ同等の身体能力レベルになってしまう。
その20歳で、明確でダントツな他の選手との違いを、世界の中で示すためには、技術しかないと思う。
しかも、身体能力を活かした、キレの速い技術では、世界には到底勝てない!
やはり、同じ技術でも、ゆったりとした、柔らかい技術しかないと思う。
そのためには、今から、全身で繰り返し長期間ボールに触れることによって、圧倒的にボールに慣れ、自然に力が抜けた状態になる必要がある。
しかも、日本人は、世界的に見て、長期間反復する技術系の自主練には、(オリンピックでのメダル獲得種目が示すように)特に向いていると思う。
だから、今から…
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