土屋健二（Kenji Tsuchiya）ブログ

最近、YouTubeでアップされた動画。

この動画は、青森山田高校ＡチームとＪリーグＯＢの本気の試合である。

結果は、青森山田の圧勝。ＪリーグＯＢの惨敗。

普段からトレーニングをしていないＪリーグＯＢの惨敗は、「Ｊリーグの各チームは、主に身体能力で戦っている」ということを意味していると思う。

そこで、ある人に聞いた話ですが…

「Ｊリーグのチームがある九州の小さな某県では、そのＪリーグのジュニアチームが、県内の身体能力のある選手を多く集めた。

…なので、その県内の他のチームが、その県大会を勝ち抜くためには、当然身体能力サッカーでは勝てず、自ずと、技術主体のサッカーになるという。」

同様に、青森山田高校が、国内から身体能力のある選手を集めた。

…なので、同じ理屈で、国内の高校年代の他のチームが、全国大会を勝ち抜くためには、自ずと、技術主体のサッカーになっても良いのではないのか！？

そして、技術主体のサッカーをやるにしても、究極のレベルの高さが必要になる。日本一の身体能力には、日本一の技術を！

しかも、アクションではなくリアクションで、硬くなく柔らかい動き方で。

アクションで硬ければ、まさに身体能力勝負になってしまう。

さらに、この理屈を世界に当てはめたら…

身体能力を世界中から集めた、ヨーロッパのビッグクラブに勝つためには、同様に、技術主体のサッカーになるのではないのか？！

表題の試合も、ＪリーグＯＢが、リアクションで柔らかい高い技術を持っていたら、結果は、違っていたのかも知れない！


その動画は、
https://youtu.be/FHahoDXAN40

今回は、脱力に伴う揺れの重要さを改めて紹介する。

サッカーの歴代のスーパースターに共通する全身の脱力による、全身の自然な揺れ。

つまり、上半身を含む全身が、リフティングやドリブルによって、ボールに圧倒的に慣れることによって自然に全身が脱力され、その結果、全身が波を打つ(揺れる)ようになる。

また、上半身を含む全身が(脱力によって)揺れることで、数々の長所がある…
●ボディバランスが良くなり、相手からの当たりに強くなる。
●ボールが、足を含む全身に張り付くようになり、その結果、ルックアップ出来るようになる。
●上半身の動きを一旦止めることで、タメが出来、一瞬タイミングをずらすことが出来る。
●リズムが裏打ちになり、試合中の全ての動作が、自然にフェイントになる。
●脱力によって、相手の力を吸収出来、怪我予防に繋がる。

以上、この他にも、たくさんあると思う。


こんな素晴らしい脱力に伴う揺れではあるが、まだまだ多くの選手は、この脱力、揺れの存在、価値を知らない、と思う。


…なので、私は、今後も、より一層、啓蒙活動に励む所存である。