面白い後ろへのパス ― 2018/02/03
先ず、ボールを両足の間に置く。
次に、両足を同時に閉じて、ボールの前の方を両足の踵で挟もうとすると、当然ボールは後方に弾き出されるはずだ!
両足を閉じる速さを調整すれば、ボールのスピードも変化する。
これは、相手の不意を突いたパスになるので、背負った相手の股抜きや、鮮やかなスルーパスも出来るかも知れない!
各自アレンジして、お試しあれ!
ちょっと卑怯な抜き方 ― 2018/02/05
1対1の場面で。
先ず、右足をボールの手前に添え(右利きの場合)、左足を大きく前方に(相手の方に)踏み込む。
次に、相手からボールが見えない様に上体を前に倒す(自分の頭を相手のお腹に当てる感じ)。この時、相手からのプレッシャーに耐えるために、両腕を前に突き出しても良い。
更に、ボールに添えてある足の足首を上げ、ボールを軽く挟みつつ、そのまま前方空中に持ち上げ、少し前に放り投げ抜く。
ただ、この抜き方は、相手が押して来たことを確認した後に、実行してほしい。
一方、相手としては、ボールが全く見えない状況から、ボールを空中に上げられ、自分の後方に出されるのだから、成す術がない!
お試しあれ!
センターリングのフェイント ― 2018/02/07
サイドラインを駆け上がり、目前の相手越しにセンターリングを蹴ろうとする際のフェイント。
内側をチラっと見た後、大きなモーションでテイクバックすると、相手はそのコースに当然足を上げるだろう。
そこで、蹴り足の右足を後ろに高く上げたまま、立ち足の左足インサイドでケンケンしボールを横にずらし、右足のインサイドで止める(インサイドでのダブルタッチ)。
次に、すかさず、左足裏でロールしながら、内側に入っていく。
なお、このインサイドでのダブルタッチの後、インサイドの面でボールを内側に弾き出すと、予想以上にボールが離れ、身体能力の高い相手には体を入れられてしまうかも知れない。
流れるようなリズムで、お試しあれ!
膝のフェイント ― 2018/02/09
これは、いわゆる、マシューズフェイント(キックフェイントして、その足のアウトサイドで外側にボールを押し出す)の膝版。
その方法は…
立ち足の膝を十分に曲げ、蹴り足の膝頭で蹴ろうとボールにアプローチする。
そして、蹴り足の膝をボールの内側横で止め、次に、その膝のアウトサイドでボールを外側に押し出し相手を交わす。
ただし、この技は、膝でボールを扱うので、それだけ立ち足の膝を十分に深く曲げなければならない。…なので、背の低い選手向き!と言える。
別に、使い勝手が悪い膝をわざわざ使う必要もないのだが、魅せる要素として、心の隅にでも留め置いてもらいたい!
背負ってターン ― 2018/02/13
ゴール前で相手を背負ってボール(地上、空中からの)を受けたら…
先ず、肩に一瞬止め、次に、首の後ろの背中を通して逆の肩まで転がし、胸から落とす。
しかも、この一連の動作は、体を回転させながら行い、最後に後ろを向く。
初め右肩に止めた時は、体は左回り。逆に、左肩に止めた時は、体は右回り。
この一連の動作のコツは、ボールは空中に止めておき、体のみを回転させる感じで!
そして、特に、上半身は、ボールの重さを感じるくらい脱力させる。
また、最初、頭から始めるパターンもある。
先ず、頭に止め、次に、どちらかの肩に流し、後は、上記の通り…
これなら、相手の意表を突き、突破出来るかも知れない!
ジンガを止める際は内側の足で! ― 2018/02/16
試合中、ジンガの一連の流れを止める際は、常に内側の足裏に触れて終わることをお勧めしたい!
つまり、進行方向側(外側)の足で一旦止めてしまうと、次、逆の足で触れるのが遅れてしまう(=ボールをさらしてしまう)。
例えば、ジンガで右に移動した際は、右足でなく左足に最後触れて止める。
逆に、ジンガで左に移動した際は、左足でなく右足に最後触れて止める。
よって、次、さらにキープし続けるためには、内側の足裏(進行方向と逆の足裏)で止めると、次の動き出しがスムーズになる。
なお、一連のジンガの後、ダッシュして抜いたり、ブラインドサイドでキープするつもりなら、進行方向側の足で最後止めた方が良いと思う。
P.S.ジンガについて、参考にして頂きたい私・土屋健二の著書は、「リフティング&ジンガバイブルDVD付」(出版社カンゼン)
背が高い選手に告ぐ! ― 2018/02/20
現在、日本では、背が高い選手は、もうそれだけで、監督・コーチから好待遇を受けているかも知れない!
そして、その監督・コーチは、その選手の身体能力を上げることに、趣をおいているかも知れない!
既に、その選手が完璧な柔らかい技術を備えているなら、百歩譲って、以下の話は読む必要がないと思うが…
しかし、大体の場合は、その身体能力に頼り、これまで大して技術練習をして来なかったと容易に想像出来る。
たとえ、今、日本のこの年代で活躍していたとしても、18歳過ぎてなおも(特に海外志向の選手は)、輝かしい将来は見えて来ない!と思う。
だから、今から、監督・コーチの目を盗んででも、リフティング・ジンガ等の個人技を日々練習すべきだと強く思う。
しかし、このことは、選手本人も薄々気づいている筈で、皆、今にあぐらをかき、将来から逃げている感じがしてならない!
皆、そろそろ目を覚ました方が良い!
吸い付くようなボール扱いをするには! ― 2018/02/22
たとえ、足先のタッチだけでも、全身をフルに活用しなければならないと思う。
単なるインサイドでのパスにおいても、その強弱に拘わらず、脱力された上半身からの波を利用する必要がある。
また、ピタっと吸い付くような足でのトラップにも、上半身の脱力・柔らかさが必要である。
さらに、ボールが足首にへばり付くようなジンガにも、当然上半身の脱力・柔らかさが必要になってくる。
この吸い付くようなボール扱いが出来ないと、試合中、ルックアップ出来ず、リアクションでプレー出来ないばかりか、ボールは離れてしまい密集地では命取り!
よって、この吸い付くようなボール扱い無しには、何も始まらない!
因みに、上半身での脱力・柔らかさを獲得するには、上半身の各部分での徹底したリフティングが最適!
手押し相撲 ― 2018/02/26
小中学校時代よくやっていた、「手押し相撲」。
互いに向かい合って立ち、相手の手だけを押して相手を倒す遊び。
この番組では、より強くなる秘策を2つ挙げていた。
●内股になることで、ももの内側の筋肉に力が入り、より倒れにくくなる(守備)。
●相手を押す際には、地面に平行に押すのではなく、下から上に押し上げる感じで押す。下から押し上げることで、体全体の力が相手に伝わる(攻撃)。
この2つのポイントは、サッカーにも活かせそうだ!
各自の発想で、試してほしい。
この他、この「手押し相撲」には、サッカーに必要な様々な駆け引きが詰まっていると思う。
学校の休み時間には、是非とも!
最近のコメント